④和菓子プロジェクトその1 現場復帰

MTM作品を作成した背景等について,時間のあるときに書いています。
今回は,大学院終了後,現場復帰し,和菓子プロジェクトの実践を行ったときの話です。

大学院を無事に終了し,2年間長期研修という形で籍があった勤務校へ戻りました。
2年間といっても,授業実践に関わったり,校内のPC関係でお手伝いに行ったりしていたので,あまりずっと離れていた感じはありません。
勤務校での懇親会等にも呼ばれて出席していたので,先生方とも顔つなぎはできていました。

さて,それはともかく,3年間担任を離れていたものですから,どんなにしんどくても担任ができる幸せを感じて,めいっぱいがんばろうと思っていました。
4月1日に担任学年が決まりました。

6年生でした。
院での実践「たぬきプロジェクト」をさせていただいた学年です。
3クラスにクラス分けされるので,そのうちの1学級ということになるのですが,とりあえず6年3組というPC室のすぐ隣の部屋になりました。

総合もどのようにすすめていこうかなと考えていたところ,院時代のゼミの先生であるM教授から院生(後輩ということになるのでしょうか)が総合の授業研究をする学校を探しているので,引き受けてくれないかという打診がありました。
Hさんという九州から大学に来られていた私と同じ小学校の教員の方でした。
いろいろと打合せを行い,地域の特色を生かした実践といわゆるビジネススキル,学校だけの枠に収まらない本物の社会につながる実践という方向へ話が進みました。

ちょうど,担任した児童の中に和菓子屋の子がいて,協力も得られそうだということで,子どもたちが地域の新しい名物となる和菓子を企画開発するという単元を構想しました。
本単元の本格的な実施は,夏休み前にきっかけ作りを行い,夏休みをはさんで,実践をすすめていくという計画になりました。
ただ,和菓子を開発するにしても,地域性を盛り込んだ商品になるよう前段階で地域のよさを調べる活動を取り込むことにしました。

その5へ続く・・・。