板野郡小教研総合部会研究授業

板野郡の総合部会の授業研究会でした。
10年あまり続いている地域の川を題材とした環境教育の実践です。
これまでテーマに基づいて調べてきたことがらから,その川の自慢できること,自慢できないことを整理分析してまとめます。
子どもたちは,一生懸命に活動し,しっかりと話し合い,発表も堂々としていました。
何より楽しんで,真剣に学んでいました。

また,それぞれのテーマグループからみた自慢できることとできないことの決め方をピラミッドチャートを使ったランキングで行っていました。
発表時には,それぞれ理由をしっかりと言っていたのですが,少し残念だったのは,理由が選ばれた内容の補足説明になっているグループがあったことです。
せっかくのシンキングツールを使っているので,そのプロセス等が生かせるような発表がほしかったなと思いました。
また,時間の関係もあったので仕方がなかったのかも知れませんが,3つのテーマのつながりについて,子どもたち自身に考えさせる場面があればよかったのかも知れません。
さらに,自分たちにできることということで,子どもたちは,素直にそうじに行く等を書いていましたが,もう少し突き詰めて,現状の問題点を把握したり,科学的に分析したり,ボランティアの方の活動の歴史を振り返ったりしてや本当に自分たちができることを追究することも大事かなと思いました。

ただ,子どもたちの振り返りカードはびっしりと書き込まれているなど,担任の先生のこれまでのご指導が身についているなと感じました。