かん水ができあがり,いよいよ塩を作っていきます。 結構,多くの量のかん水ができたので,これを塩として煮詰めていくのは大変な作業になります。 もし,外のかまどでするとなれば,だれかがずっとその場についている必要があります。 しかも,今度は人が食べる塩にまでするのですから,途中でゴミ等を入れないよう特に気をつけなければなりません。 外で作業する場合,それらは不可能になってきます。 一番は,食品としての安全性を重視することです。 いい考えはないか,みんなで話し合いました。 |
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そこで,教室や職員室のストーブに加湿用の鍋がのっているが目に入りました。 これを使えば,自分たちも勉強の合間に見ることができるし,何よりも衛生面でも気をつけることができるに違いない。 ただ,ひとつ問題点は,1回にできる量が限られていることです。 でも,これ以外に方法はないとさっそく家庭科室から大きな鍋を持ち出しました。 |
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鍋を取り出します。 | かん水を鍋へ。 | 教室のストーブにかけます。 |
手順は,試しの塩作りでやったとおりです。 じっくりと煮詰めて,途中でカルシウムもこしました。 約5時間あまりで,鍋から塩をとることができます。 |
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カルシウムが出てきます。 | カルシウムもきちんとこしました。 | 鍋を洗います。水が冷たい! |
最後まで煮詰めます。 | 塩が出てきました。 | フィルターペーパーでこします。 |
できあがった塩は,家庭科室の窓辺で少し天日で乾燥させます。 そのあと,50グラムずつ計量して袋詰め,パッケージを貼っていきます。 |
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50グラムはかります。 | 袋詰めです。 | もう一度はかり直してみます。 |
こうやって,私たちの塩がなんとか形になりました。 |