さて,商品化にめどがついたら,いよいよその準備です。 販売をするためには,買ってもらえるためのアピールすること(つまり,商品としてのウリ)を考えることが必要です。 先生から,自分たちの作った塩でアピールすることは何かと聞かれて,私たちは一生懸命に考えました。 そこで次の3つにわけることにしました。 |
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1.おいしさの説明(担当あいあい) | 2.安心して食べられることの説明(担当ハルルン) | 3.苦労したことの説明(担当ミカリン) |
特に普通の塩とどう違うかを説明したいと思います。 伊島では瀬戸内海の冷たい水と太平洋の温かい水がぶつかりとてもきれいな透き通るような海水があること。 また,自然塩は天然ミネラルというマグネシウムやカリウムなどを多く含んでいること。 ただ,その味については,私たち以外の人の感想が知りたかったので,試食アンケートをすることにしました。 |
安心して食べてもらうために,作り方の説明をしたいと思います。 伊島の海水はとてもきれいなのですが,それを使うために船で海水をくみにいきました。 海水を煮つめるのは外でしましたが,仕上げは教室のストーブの上でゆっくりしました。 どれは,人が食べるものであるし,ゴミが入らないように細心の注意をはらいたかったからです。 |
手間がかかっていることをわかってもらうため説明したいと思います。 中林漁協の自然塩を作っているプロの人に作り方を教えてもらいに行きました。 海水や燃料の木を運ぶのが大変でした。 海水を濃くして,かん水にするためにはたき続けて約1週間,そこから塩にするのには5時間煮つめました。 1回にあまり多くの量がとれないので何度も繰り返しました。 |
自分たちが作った塩のよさをわかってほしい,そう思いながら商品としての準備はどんどんと進んでいきました。 |