製塩開始

 いよいよ本格的な塩作りに取りかかりました。
まず,必要なことは材料である海水の確保と燃料である流木を集めることです。
ただし,海のある港から学校までは歩いて5分ほどかかりますし,車の走ってないところなので当然人力でそれらを運んでこなければなりません。
しかし,これくらいのことにめげていては,自分たちの塩は作れません。
さっそく,お父さんに頼んで流木を集めに行ったり,海水をくみに行ったりするのに漁船に乗せてもらいました。
流木のある浜に到着。 使える流木を選びます。 3人で力を合わせて。
 
お父さんに渡します。 港からはリヤカーで運びます。 学校でおろした流木。
今年は,台風が多かったせいでたくさんの流木が流れ着いていました。
台風のせいで,ウミブドウはダメになったけれど,この塩作りは台風のおかげだといってもいいのかも知れません。
丸い水平線が見える太平洋 船の上から水をくみます。 バケツに移し替えます。
 そして,海水もお父さんの船でくみに行きました。
今度は島の南側,どこまでも太平洋が続いています。
冬場は南側の方が比較的波が穏やかです。
さすがに透き通るようなきれいな水です。
これならいい塩ができそうです。
しかし,港についてからが一苦労。
海水が詰まった90リットル入りポリバケツ2つのリヤカーの重いこと。
でも,私たちはがんばりました。
くんだ水を学校まで,しかしこれがとても重い!
 そして,この苦労が自分たちの塩につながるのだと信じて,その後も原料と燃料の運搬(うんぱん)に取り組みました。