10.2001年12月1日販売開始 子どもたちの感想
いよいよ,販売開始。
地元新聞紙にも紹介されたこともあり,発売当日に400個が完売したそうです。
子どもたちが作成したホームページは,一足先に公開されています。
パッケージデザインもきれいに仕上がっています。
文面は,「ついに南小松島小学校六年三組が総合的な学習の時間で開発した和菓子が実現しました。
  この和菓子は、私たちで小松島を元気にしたいと考えたのがきっかけです。また小松島に来ればこれが食べたいと言われるような和菓子を作りたかったからです。 市場調査でいろいろなお店に行ったりアンケートをしたりしました。 その結果から多くの人々の意見を参考にして味や形を決めました。
 一番特長は、徳島県名産のすだちを使ったチョコレートです。狸は化けると言う事で、頭の上にチョコレートを乗せました。さらに小松島の美味しいわき水を使いました。黒糖とこしあんが混ざってとても美味しい一品になりました。
 県外の方々におみやげとして、この和菓子を見れば小松島を思い出したり、また知ってくれれば幸いです。
 どうか今後もご賞味ください。」
また,和菓子屋さんのご主人さんのご厚意により,市内の他の3件の和菓子屋さんでも販売していただけることになりました。
子どもたちのふるさと小松島市を思う気持ちが伝わってきます。
「ぽこぽん小松島」を買うと必ずこの添え書きを入れてくださいます。
子どもたちの感想
Tさん
 私は,最初のほうは「簡単」「おもしろそう」などと思っていたけど,だんだん難しくなってきて「もういや」「しんどい」と思うようになってきました。
特に一番の壁はコンテストをするため発表する和菓子を開発するときでした。
最初はまじめに考えていたけど,なかなか考えが整理できずやる気をなくしてしまいました。
そして,私たちの班は昼休みも必死で考えました。所々先生にヒントはもらいましたが,約30分の昼休みでどうにかできました。
その時はとてもうれしかったです。
「大変」と思いながらやってよかったなあと今は思います。
 サティーにアンケートを取りに行くというのは初めてなのでとても楽しかったです。
「人に聞く」ということによってたくさんの人の考え方がわかりました。
 班の中でも困ったときが何回もありました。私もだけど,みんなの意見が整理できなくて大変だったけど,「どうしたらいい?」「こうしよう!」という意見もたくさんあったからそれを参考にできました。
今までに苦労したからいい和菓子ができたと思います。
しんどい時もあったけど,楽しかったです。
Yさん
 班でアンケート調査に行ったり,和菓子屋さんに行って調べたのが楽しかったし,アンケート調査に答えたことはあってもそれを実際にやったことはなかったのでいい思い出になったと思います。
 はじめ,私は和菓子を開発するなんて,夢の話だと思っていたけれど,それが実現したからうれしかった。先生におこられたり,ほめられたりいろんなことがあったけど,やっぱりずっとがんばってみんなで力を合わせて開発してよかったと思います。
班で口げんかなど意見が合わなかったり・・・。
いろいろなことをやり遂げてきたからこそ,実現までにも達成できたと思いました。
こんな機会は人生でも初めて。
これからもあることのないことをできました。
和菓子屋の人にしかできないようなこと,大人の人が考えられないことを私たちができたことをうれしく思います。

これは,子どもたちが考えた添え書きです。
文章や図案まで自分たちで考えました。
 子どもたちの夢と地域活性化の願いを込めた新しい和菓子「ぽこぽん!小松島」が地域の名物として根づいていくことを期待しています。